相続の基礎知識

◎相続とは、財産上の権利義務が相続人に移転すること

 

 相続とは、人が死亡したときに、その人が所有していた財産を遺された家族などが引き継ぐことをいいます。

 財産を所有していた人を被相続人、引き継ぐ人を相続人と呼びます。

 財産には、不動産や現金などのプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も含まれます。

 こうした財産上の権利義務が、人が亡くなった瞬間に、まるごと相続人に移転するのです。

 

 

◎似ているようで異なる、相続、遺贈、贈与

 

 相続は、財産をあげる人やもらう人の意思とはかかわりなく、人が亡くなると自動的に開始します。

 被相続人がその時期を決めたり、相続人を選んだりすることはできません。

 

 では、被相続人は自分の財産を自由に処分できないかというと、そんなことはありません。

 被相続人は遺言によって、誰にでも財産の全部又は一部を無償で与えることができます。

 これは相続ではなく遺贈といい、被相続人の意思による一方的な行為です。

 この場合において、遺贈により財産を受け取る者を受遺者といいます。

 

 また、贈与という方法もあります。

 贈与が相続や遺贈と大きく違うのは、ひとつは生前の行為であり、随時に行えること。

 そしてもうひとつは、財産をあげる人(贈与者という)ともらう人(受贈者という)双方の合意に基づく契約であることです。

 

 このように、財産を無償で移転させる行為(事象)には、おもに相続、遺贈、贈与があります。

 この3つは相続にまつわるいろいろな場面で相互に関係しています。

 それぞれの特徴や相違点を理解しておきましょう。

 

 

◎基礎用語

 

◆相続、遺贈、贈与の違いって?

◆相続人には誰がなれるの?

◆遺留分って何?

◆特別受益

◆寄与分はどのくらいあるの?

◆単純承認、相続放棄、限定承認の

◆欠格と排除